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ひとり親世帯や生活が苦しい世帯

事例

夕方のこども食堂に、母親と小学2年生のあかりちゃんが来所しました。母親はパートを掛け持ちしておりとても疲れた様子ですが、「助かります、いつもギリギリで…」と笑います。あかりちゃんはおかわりを何度もしますが、「お母さんの分は?」と聞くと、「ママはもうおなかいっぱいって」と答えます。母親の皿には少ししか残っていません。母親の状況や気持ちを察するとスタッフの胸がつまります。

スタッフが悩むポイント

  • 家庭の経済的事情にどこまで踏み込んでよいか。

  • 食事や物資を多めに渡すと「特別扱い」と思われないか心配。

  • 支援機関につなぐタイミングが分からない。

対応例

  • 「おかわりたくさんできるから、ゆっくり食べてね」と自然な声かけで安心を作る。

  • 食料配布やフードバンク情報を「他の家庭にも案内している」と前置きして紹介。

  • 継続的に来るようであれば、社協や生活支援相談窓口と連携。

💡ポイント

「困っている」と言葉にできない家庭も多い。“さりげない支え”が継続的なつながりを生み、信頼関係の入口になる。

支援機関

ハローワーク・母子家庭等就業支援センター

就労や再就職を支援する機関で、特にひとり親家庭の自立をサポートしています。仕事探しや職業訓練の紹介、履歴書の書き方や面接対策などの支援が受けられます。母子家庭等就業支援センターでは、保育や生活との両立を考えた仕事探しの相談ができ、資格取得講座の案内も行っています。「働きたいけど不安がある」「こどもが小さくて働けない」などの悩みも気軽に話せます。行政・福祉と連携した「生活+仕事」の両面支援が特徴です。

こども家庭総合支援拠点

市町村に設けられた、家庭支援の中核的な相談窓口です。家庭児童相談員や社会福祉士が常駐し、妊娠期から子育て期までの幅広い相談を受け、必要に応じて家庭訪問や継続的な見守りを行います。虐待、ひとり親、経済的困窮、発達課題、ヤングケアラーなど、多様な家庭課題を総合的に支援する体制が整っています。内容によって児童相談所や学校、医療機関、社協などと連携して対応してくれます。身近で安心して相談できる「地域の総合窓口」です。

福祉事務所

生活に困っている家庭や、経済的・社会的に支援が必要な人を支える公的機関です。生活保護の申請のほか、家賃・医療費・食費などの生活支援や、就労相談、子育て支援制度の活用支援を行っています。「生活が成り立たない」「仕事が見つからない」「光熱費の支払いが難しい」など、暮らし全般の相談が可能です。愛知県内では名古屋市・岡崎市・豊田市などに設置されており、他市町村からも紹介を通じて利用できます。相談は無料・秘密厳守で行われます。

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